城辺・福嶺幼、今年度で閉園/こども園移行計画沿い実施
19日に地域説明会を開催/市教委
現在、休園中となっている城辺幼稚園と福嶺幼稚園が今年度末をもって閉園となる。市と市教育委員会が策定した「市立保育所・幼稚園の認定こども園移行等に向けた基本計画」に沿って実施されるもので、19日には市教委が地域住民を対象とした説明会を開催する。
市では「教育・保育の提供区域」ごとに1カ所は認定こども園を設置する方針を2017年に決定。それらを踏まえ、市と市教委は同基本計画を23年3月に策定した。
同基本計画では、「教育・保育の提供区域」として区域分けされている▽平良北▽平良南▽下地▽上野▽城辺▽伊良部-の6区域のうち、すでに認定こども園へ移行が完了している下地と上野を除く区域の移行スケジュールを設定。城辺地区では27年度での認定こども園への移行を目標とし、それに先立ち城辺、福嶺の両幼稚園は23年度末で閉園としている。
両園への入園対象となっていた3、4歳児は、24年度からは保護者が選択した他の園へ入園するここととなる。対象人数は15人。
閉園に向け、担当する市学校教育課は、8月に学校関係者を対象とした説明会を、9月には保護者を対象とした説明会を開催。そして10月19日午後6時から旧市役所城辺庁舎で地域住民対象の説明会が開かれる。同課によると、保護者説明会で閉園に対する反対意見などは出なかったという。
市の幼稚園管理規則では、新年度に入園者が5人未満の場合、市教委の承認を得て幼稚園を休園とすることができ、城辺幼稚園は今年度休園となっていて、福嶺幼稚園は5年以上、休園が続いている。