優良建設業5社を表彰/宮古島市
市発注工事で優秀な実績
2023年度の市優良建設業者表彰が13日、市役所で行われ、島尻組など5社の代表らに賞状が授与された。同表彰は優れた施工技術の功績をたたえて贈られるもので、市が発注した請負金額500万円以上の建設工事で、評定点80点以上の優秀な成績で完成させた業者が選ばれた。
厳正な審査の結果、仲原地区ほ場整備工事(R3-1)を受注した島尻組(島尻久美代表)と同工事(R3-2)のオーシャン・シギラ(新里恵子代表)、同工事(R3-3)の上野開発(宮國幸人取締役)をはじめ、上原北地区畑地かんがい施設工事(R4-2)の工事を請け負った大悟建設(与那覇悟代表)、市文化ホール舞台設備等機能強化工事を施工したパイオニア(髙里礼己代表)がそれぞれ優良業者に選定された。
表彰式は市役所で行われ、座喜味一幸市長が5社の代表に賞状を手渡した。その上で「皆さんには宮古のインフラ整備のために協力してもらっている。今回の表彰は施行や工程管理などを基準、法令を順守しながら良い成果物を納めたことが評価された」と施工技術をたたえ「今後もインフラの整備に力を貸してほしい」と話した。
受賞者を代表して上野開発の宮國取締役が「工事の発注から完成まで関係者の指導と助言、地域の皆さんの理解と協力があってこそ無事に工事ができた。労働者の高齢化や労働者不足など問題もあるが、市発展のためにこの賞におごることなく無事故無災害で品質の良いものを発注元へ届ける」と話した。
同表彰は、優秀な成績で工事を完成させた業者の功績を評価し、技術の向上と適正な施工につなげることを目的としており、受賞した5社は、次回の市建設工事入札参加資格申請での等級格付の際に考慮されるという。