合唱や人形劇で市民魅了/市民総合文化祭
音楽祭、こどもシアター開催
第18回市民総合文化祭・一般の部「音楽祭」と「こどもシアター」が15日、マティダ市民劇場と伊良部公民館で行われた。同文化祭は今月開幕。来年1月まで▽展示▽舞台(芸術劇場は4月に終了)▽郷土史│の各部門に分かれて開催される。今回のテーマは「創造する市民の文化」。20日にはオープニングセレモニーが予定されている。
音楽祭はマティダ市民劇場で開かれた。開催は3年ぶり。19の団体、個人が出演し、合唱や合奏、独奏などさまざまなスタイルで日ごろから練習を重ねてきた音楽を奏で、その歌声や音色で詰め掛けた市民らを魅了した。
音楽祭は宮古島吹奏楽団による「スーパーマリオブラザーズ」で幕開け。その後は宮古工業高校の合唱や女声あんさんぶる「AYAGU」、合唱団「ブレス」、宮古フロイデ合唱団が息の合った合唱で思い思いの曲を歌い上げた。
また、瑞慶覧恭子さんや髙田憲さんなど5人が独唱で美声を響かせ、最後は全体合唱として宮古島市歌で締めくくった。
会場には多くの市民が訪れ、パフォーマンス終了後には盛大な拍手で出演者をいたわった。
第18回こどもシアターは伊良部公民館で行われた。子供たちに人形劇や絵本の読み聞かせをしているサークルなどが出演。大勢の親子連れを前に、歌や人形劇などで楽しませた。
会では手話サークルひまわり会、琉球国祭り太鼓宮古支部、人形劇団んまだいしょう、伊良部島小学校5年生の漢那諒君がカツオの一本釣り体験を方言で披露するなどそれぞれの持ち味を生かした演目を繰り広げた。
ひまわり会は手話ソングとして「まほうのことば」、「にじ」、「世界が一つになるまで」を披露。子供たちも見よう見まねで一緒になって手話ソングを楽しんだ。琉球国祭り太鼓宮古支部は勇壮なエイサーを演舞し、会場からは大きな拍手が上がった。んまだいしょうは、人形劇「マイマイマイ」を、オットちゃんとシームーは「うたあそび」を演じた。
主催者あいさつで市文化協会の饒平名和枝会長(代読・上地栄作副会長)は「こどもシアターが開催できることうれしく思う。多彩なメニューが用意されており、家族で楽しんでもらい、笑顔いっぱいになってほしい。市文化協会としても児童文学に力を入れていきたい」と話した。