396万9042円集まる/マウイ義援金
企業団体、個人から浄財
座喜味市長 一日も早い復興願う
座喜味一幸市長は31日、マウイ島山火事被害義援金(8月24日~9月30日)の完了報告会見を市役所で開き、市内の12団体、6企業、個人から計396万9042円の浄財が寄せられたと報告した。近日中にマウイ郡の会計口座に直接送金する。座喜味市長は多くの協力に感謝した上で、「この義援金を復興促進の一助に活用していただきたい」と述べ、マウイ郡の一日も早い復興を願った。
座喜味市長は市民らの協力について「宮古は大干ばつや大型台風の被害などの経験から助け合いの心が脈々と受け継がれている。今回の姉妹都市マウイ郡の被災でもその熱い思いが感じられた。大変ありがたく思う」と感謝した。
専用口座の開設に協力した各金融機関、募金箱設置に応じたコンビニ、スーパーへの礼も述べた。
義援金は市観光商工課が窓口となって対応したほか、琉球銀行、沖縄銀行、海邦銀行、JAおきなわの各支店が専用口座を開設。カギマナフラ実行委員会や高校生などが街頭募金活動を実施した。
募金箱はファミリーマート各店舗やタウンプラザかねひでみゃーく平良市場、琉銀・沖銀・海銀各支店、宮古島商工会議所、市伊良部商工会、宮古島観光協会、市役所などに設置された。
旧平良市とマウイ郡は1965年6月に姉妹都市となり、市内学生のホームステイ派遣事業やフラダンスイベントなど、教育や文化、経済など多方面で友好関係を続けている。
座喜味市長は県の支援募金は来年2月29日まで募集していることを紹介。関心のある市民らの協力を呼び掛けた。振込口座など詳細は県ホームページで確認できる。