明るい歌声響かせる/合唱、合奏の練習成果披露
小中学生12団体455人が出演/市民文化祭音楽祭
第18回宮古島市民総合文化祭「児童・生徒の部」の音楽祭(主催・市、市教育委員会、市文化協会)が3日、マティダ市民劇場で行われた。12団体455人が合唱や合奏を発表。明るく元気な歌声を響かせた。会場には多くの市民が集まり、子どもたちの歌声や演奏を笑顔で楽しんでいた。
児童生徒の部の音楽祭は、新型コロナウイルスの影響によって4年ぶりに開催された。みやこ少年少女合唱団による宮古島市歌の合唱で幕を開け、その後、各校の児童生徒たちが練習の成果を披露した。
下地小2年生は「ハイサイシーサー」と「小さな世界」を合唱奏した。手拍子を打ったり、こぶしを突き上げたりして歌の世界観を表現した。
上野小5年生は「青と夏」を合唱奏した。鍵盤ハーモニカやタンバリンなど多彩な楽器を使って伴奏し、にぎやかに歌い上げた。
そのほか、平良中学校吹奏楽部や東小学校金管バンド部なども登場し、アンサンブルを披露した。
会場には保護者らを中心に多くの市民が来場した。真っすぐな目で演奏に取り組む子どもたちに大きな拍手を送っていた。
市教育委員会の大城裕子教育長は「児童生徒の皆さんは目標を見失わず練習してきたと思う。その努力をたたえたい。これからも音楽を通して心豊かな学校生活を送ってほしい。来場された皆さんには、児童生徒が奏でるハーモニーを心から楽しんでほしい」とあいさつした。
「想像する市民の文化」をテーマに開催されている第18回市民総合文化祭は、来年1月28日の一般の部「芸能祭」で締めくくりとなる。