11/22
2024
Fri
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
産業・経済
2023年11月7日(火)9:00

独自の配車アプリ運用開始/宮古タクシー事業協同組合

利用客の利便性向上へ/収益一部で高齢者支援も

 

島内独自の配車アプリの運用開始を発表した関係者ら=6日、宮古島観光協会

島内独自の配車アプリの運用開始を発表した関係者ら=6日、宮古島観光協会

島内の複数のタクシー事業者が連携し、利用客から一番近い空車の配車手配などができる島内独自のアプリ「宮古島TAXIアプリ」の運用が1日から始まった。同アプリを運営する宮古タクシー事業協同組合の(下地隆之代表理事)と同システムを提供した電脳交通(近藤洋祐代表)の関係者らが6日、宮古島観光協会で会見し、アプリ事業の概要を説明するとともに、多くの市民に利用を呼び掛けた。

利用者はこれまで、各社の空車状況が把握できかったため、タクシー事業者は「早く来てほしい」という顧客の希望にいかに応えられるかが課題となっている。今回はその課題を解決するため、競合する各事業者が空車情報を共有し合うことで、利用客の利便性を向上させることができる全国でも画期的なシステムだという。

アプリは利用客の現在地を入力すると、アプリのプロジェクトに参加している11社のタクシーの中から手動で選択。到着までの時間などがリアルタイムで表示される。また、客と乗務員とでチャットできる機能もあり、マッチングミスを防ぐことも可能となっている。

さらに地域貢献として、このアプリでの収益の一部で地域の高齢者のためにタクシークーポン券を配布する予定だという。アプリはグーグルプレイやアップルストアなどでダウンロードできる。

下地代表理事は「タクシークーポン券を配布するのはほとんどが国の支援や補助事業で賄っているが、私たちは収益から高齢者を支援する。アプリを運用していれば継続して地域貢献を続けることができる」と話した。

近藤代表は「国内のタクシー業界で地方は乗務員不足が指摘されており厳しい状況。しかし、不足しているのは24時間足りないわけではなく、朝、夕、深夜に需要が爆発的に増える。タクシーを利用したくてもその時間帯はタクシーがつかまらない。そういった課題を解決するために競合する各事業者が連携することでいち早く利用客へ配車できることになると期待している」と説明した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!