窓ガラス、便器を破壊/福里公園で器物損壊
市、「いたずらの域超えてる」/警察に被害届
城辺小学校裏にある福里公園のトイレの窓や男子用の小便器が何者かによって損壊されていることが10日までに分かった。さらに、大量のトイレットペーパーが遊具のブランコに巻き散らされ散乱するなど、地域住民が集う公園が激しく荒らされた状況になっている。管理する市都市計画課は「いたずらの域を超えている」と憤慨。同日、宮古島警察署に被害届を提出した。
同課によると、今月4日に同公園の管理委託業者から被害の報告があり、同日中に現場を確認したという。
被害状況は、トイレの窓ガラスが6枚割られ、小便器は二つあるうちの一つが割られていた。
同課は「多分、2~4日までの間の犯行だと思う。割られた窓ガラスは飛散防止用の網入りガラスだが、被害の状況から何度もたたいて割ったと思われる」と話した。
被害を確認した当時の状況については「あまりにもひどい状態だった。子供のいたずらの域を超えており、便器もここまで壊されるのは初めて。これはもう犯罪行為であり、警察に被害を届け出た。何か情報があれば提供してほしい」と呼び掛けた。
同課によると被害総額は約20万円になる見込み。「すでに新しい便器は発注してある。利用者の多い公園なので今月中には便器も窓ガラスも修理して通常通りに使えるようにしたい」と話した。
一方、市教育委員会は保護者へ向け同公園でトイレが荒らされ、窓ガラスが割られる事案が発生していることを伝えるとともに、男性が木をたたいたり、蹴ったりするなどの行動が目撃されていると「不審者情報」としてメールで通知。男性の特徴は30代~40代くらいで眼鏡を着用し、黒い軽自動車だという。市教委では児童生徒の安心・安全な登下校を呼び掛けいる。