波照間中駅伝部にエール/狩俣中
県大会活躍期待し激励会
きょう宮古で開催される県中学校駅伝競走大会に八重山地区代表で出場する波照間中駅伝部と、交流を深めてきた狩俣中学校(松本尚校長)で17日、同部の活躍を期待する激励会が行われた。互いに生徒数が16~18人と小規模校ながらも、地区予選を勝ち抜いて県大会に出場する波照間中駅伝部に狩俣中の生徒たちが同校伝統の「激励の舞」を披露し、宮古路での活躍に期待を寄せた。
両校の交流は、狩俣中の下地幸枝教頭が以前、波照間中に赴任していたことがきっかけで、今年から絆を深めようと6月と7月にオンラインで「朝の会」を開催してきた。
歓迎のあいさつで松本校長(代読)は「皆さんから小さな学校でも『やればできるという』勇気をもらった。宮古島での力走を期待している」とのメッセージが寄せられた。
下地教頭は「3年前にまったく知らない波照間島に単身赴任で勤務した。とても寂しかったけれど生徒たち、職員に囲まれて充実した2年間を過ごせた。その時にぜひ、波照
大会本番に向けて波照間中キャプテンの貝盛巧弥さんは「波照間島は石垣島から船で1時間30分かけて渡る遠くて小さな島。中学校の全校生徒は人で少ないながらも一生懸命頑張っていて、県大会では1桁台のゴールを目指している。今回、いろいろ手助けしてもらって感謝している。大会本番も頑張るのでぜひ応援してほしい」と呼び掛けた。
歓迎した狩俣中生徒会の長崎花副会長は「これまでオンライン朝の会で交流してきてこうして実際に会って交流できることがうれしい。ほぼ私たち同じ生徒数なのに八重山地区の20校の中から3位入賞しての県大会出場はすごい。大会本番でベストを尽くしてくれることを期待している」とエールを送った。
そのほか、激励会では両校の生徒たちがそれぞれの島や学校について、いろいろと質問をし合い、楽しいひとときを過ごした。