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社会・全般
沖縄振興開発金融公庫宮古支店長 喜納 兼次郎さん(53歳)
宮古発展を金融面から支援
宮古支店勤務は3度目。「過去2回の宮古勤務を通し、多くの方々との出会いが印象深い。3度目の正直となるよう、宮古の発展を金融面から支えたい」と抱負を語る。
「建設業は伊良部架橋や第2次地下ダムなどが本格化、病院や学校などの公共施設、宿泊を中心とした民間施設の建設需要は旺盛」と宮古の経済を支える土木建築業の元気ぶりを分析。
観光客が初の40万人を突破したことや、海中公園のオープンなどの明るい話題を示す。「宮古の方々は、人をもてなすホスピタリティーがあり、大きな財産」と今後の観光発展に期待する。
「農業面では耕地面積が県内の3割を占め、土地改良やかんがい施設も整備され、潜在能力は極めて高い。高付加価値農業への取り組みが求められる」と展望する。
東日本大震災の影響は宮古にも及び建設資材不足や、資材高騰、燃油高、観光客の減少など、先が見通せていない。「宮古のアララガマ魂で、乗り切ってもらいたい」とエールを送る。
喜納 兼次郎(きな・けんじろう)1957年生まれ。53歳。うるま市出身。琉大法文学部卒。81年沖縄公庫入り。前任は、本店融資第一部産業開発融資班課長。2011年4月、沖縄振興開発金融公庫宮古支店長。