狩俣、佐良浜幼が休園へ/入園希望定員満たず
次回定例会で最終決定/市教育委員会
市教育委員会(大城裕子教育長)の第8回定例会が24日、市役所で開かれた。17日で締め切った市内幼稚園の2024年度入園希望者数が示された。開園条件を満たさない狩俣、佐良浜が休園する見込みであることが報告された。開園には5人以上の入園が必要だが、狩俣は2人、佐良浜は1人の申し込みだった。12月21日の第9回定例会までに条件を満たさない場合は休園が確定する。
市内幼稚園の申し込みは▽平一25人▽北13人▽南20人▽東29人▽久松11人▽鏡原20人▽西辺7人▽西城8人-。池間は現在休園中で、城辺と福嶺は閉園が決まっている。
佐良浜は「伊良部こども園」に統合するため、25年度の閉園を予定している。24年度の休園が決定した場合、計画を前倒しして閉園することも検討する。
学校教育課の与那覇周作課長は「入園希望者の数字を早めに公表し、5人未満の幼稚園の現状を地域の皆さんに周知を図りたい」と語った。調整期間として約1カ月を設けたという。
大城教育長は「少子化に歯止めがかからない状況に加えて、幼稚園からこども園への流れがあり、幼稚園への入園が少なくなっている」と述べた。
定例会では、市小中学生姉妹校交流事業補助金交付要綱の制定が可決された。交流事業で姉妹校を訪問する際の航空運賃に対して、7割を上限に補助金を交付するもの。
市総合博物館条例の一部改正と下地玄信育英基金の一部改正については、市議会12月定例会に上程することを理由に非公開で審議が行われた。