漢那さん、中学の部最優秀/童話・お話・意見発表大会
小学は洲鎌、長嶺さん/児童生徒19人が堂々発表
第56回宮古地区童話・お話・意見発表大会(主催・宮古地区PTA連合会)が26日、市未来創造センターで開催され、小中学生合わせて19人が表現豊かに発表した。小学校低学年の部は下地小3年の洲鎌光希くん、同高学年の部は平良第一小4年の長嶺凪(なぎ)さん、中学校の部は北中2年の漢那琉夏(るか)さんがそれぞれ最優秀賞に輝いた。会場には保護者や学校関係者が詰め掛け、発表に聞き入った。
最優秀賞受賞者は、12月16日に読谷文化センターで開催される県大会に出場する。
中学校の部で最優秀賞の漢那さんは「人の本能・習性の一つに」と題して、母親の教えや保育園での職場体験学習で感じた「思いやり」について自らの意見を発表した。
漢那さんは「相手の立場に立って相手を思いやる行動は簡単にできることではない。だからこそ、めげずに相手に接することで、心を通わせることにつながるのではないか。また相手の思いを信頼して受け取ることも大切」などと述べた上で「思いやりの気持ちは自分自身と関わる周りの人たちとの人間関係の中で育つ。思いやりのレベルを高めてさまざまな場面で人の役に立ちたい」と結んだ。
「ぼくのひまわりおじさん」と題して発表した洲鎌さんは「みんなレベルが高くて、取れるとは思わなかった。驚いたけどすごくうれしい。どんどん練習しレベルアップして県大会に臨みたい」と話した。
長嶺さんは「本当にうれしい。間違えずにはっきり言うことを意識した。県大会では、今よりずっと上手になるように頑張って練習したい」と語った。