18作品が1次選考通過/宮古島文学賞
応募76点から委員が選出
第7回宮古島文学賞(主催・宮古島市文化協会)の第1次選考会が5日、市未来創造センターで行われた。その結果、選考委員により応募76作品の中から18作品が1次選考通過作品に選ばれた。来年1月10日に開催される第2次選考会で最終選考候補作品8作品が選ばれ、2月8日の最終選考会で入賞作品が決定する。
第7回宮古島文学賞は10月1日から同31日まで作品の募集が行われ、前回を16作品上回る数の応募があった。
全国28都道府県から応募があり、応募数が最も多かった地域は宮古圏域を除く沖縄県で13作品。次いで東京都11作品、宮古圏域7作品、愛知県6作品、埼玉県と神奈川県が各4作品などと続く。
応募者の年齢は10代から80代までと幅広く、最年少は14歳、最年長は84歳。平均年齢は52歳だった。
第1次選考会について文化協会の饒平名和枝会長は「各委員から、作品に表出されている、テーマ「島」や内容等について忌憚(きたん)のない意見や感想が述べられ、一つ一つの作品の世界観に触れた密度の濃い選考会となった」と振り返った。
応募作品については「作品の内容は、全体的に希望のある作品が多く、島の空気感も清涼感に満ちている。コロナ禍を経て、人々が明るい気持ちになり、前向きな作品が多く寄せられたのではないかと思う」との考えを示した。
1次選考通過作品は次の通り。(五十音順)
①「青に還る」
②「青のあやぐ~宮古ブーンミ風物語~」
③「彩香の失踪」
④「ゲストハウス」
⑤「孤島のワンザ」
⑥「島でおよぐ」
⑦「島で笑う」
⑧「島の少年」
⑨「白い島」
⑩「水平線」
⑪「夏の消印」
⑫「夏の匂いがする」
⑬「廃島」
⑭「爆(は)ぜる。」
⑮「ふたりの8月32日」
⑯「フリーハンドの空」
⑰「ブルーサークル」
⑱「北緯三十度より南」