下水道工事始まる/西里通り
懸案の悪臭改善へ/1工区、今年度中の完了を予定
排水路からの悪臭が問題となっていた西里通り。それら課題を解決するための県道78号線(西里通り)での公共下水道枝線工事がスタートした。ファミリーマート付近から宮古屋交差点付近の1工区は23日も工事が行われていた。同工事は全長462メートルに下水道管を埋設するもので、今年度の予算は約1億2000万円となっている。1工区の工期は2024年3月31日まで。
工事は旧福嶺病院から市場通り周辺までの道路中央に下水管を施設し、周辺の店舗などの生活雑排水を引き込むもの。生活雑排水は下水管を通して市場通りの本管に流し込むことで、悪臭の原因と考えられる生活雑排水が側溝に流れ込んでいる現状の解消が図られる。
西里通りは島内最大の繁華街ということもあり、市は工事を片側ずつ実施することで通行止めを回避する方法を採用し、通行止めは回避されている。また、工事を2工区に分け、1工区はファミリーマート付近から宮古屋交差点付近、2工区は旧福嶺医院付近からファミリマート付近までと分けて実施する。
下水道管施設に合わせて、市では下水道管接続工事にかかる費用の補助(市公共下水道接続促進事業補助金)を行う予定。
同補助金は合併処理浄化槽を設置している建物については工事が5万円以上の場合は5万円、5万円未満の場合は工事にかかった金額。単独処理浄化槽またはくみ取り式便所を設置している建物については工事費が10万円以上の場合は10万円、10万円未満の場合は工事にかかった金額が補助されるという。同事業は2024年度から事業導入予定となっている。