「実りのある年だった」/座喜味市長
制限解除の1年振り返る/仕事納め式で職員に訓示
宮古島市は28日、仕事納めを行い、2023年の業務を終了した。仕事納め式は市役所2階大ホールで行われ、座喜味一幸市長は市職員を前に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「2類相当」から「5類」に移行し、行動制限の解除で官民が連携したイベントなどが開催できたことなどを振り返り、「大変実りのある年だった」と強調した。年末年始の休暇は6日間で、24年の仕事始めは1月4日から。
座喜味市長は「23年は本格的な市民生活が戻ってきた。コロナによって大きな価値観も変わってきた中で、物価高騰をはじめさまざまな課題も出てきた。今年はそういう大きな課題を私たちはそれぞれの立場で、一生懸命クリアしたと思っている」と振り返った。
今年は全日本トライアスロン宮古島大会など、さまざまなイベントが開催されたことや、観光面でもコロナ前を超える入域観光客が来島したことを紹介。また、市として非課税世帯の給付金や水道の無償化などに取り組んだことなどを強調し、市民からも「きめ細やかだった」との声が聞こえたと話した。
来年に向けては「新たなステージへステップアップという思いを持っている。今年度で大きく形が見えてきたことや方向性が見えてきたことを来年は実現していきたい」と語った。
職員に対しては「皆さんの力を借りて仕事納めができることに感謝したい。(年末年始の休暇で)家族とだんらんし、新年に向けて英気を養ってほしい。この1年間ありがとう」と話した。