大林(愛知)大会新で5連覇/100キロワイドーマラソン
女子は高井(千葉)連覇/地元・谷中が女子50キロ制す
第34回宮古島100キロワイドーマラソン(主催・宮古島市ほか)は21日、下地公園などを発着点に行われた。100キロ、50キロの2部門に計492人が出場し、宮古路を駆け抜けた。100キロの部は大林僚(38)=愛知県=が自身の持つ大会記録を6分近く更新する6時間52分57秒で5連覇を達成。女子は高井美奈子(57)=千葉県=が8時間54分13秒で前回のタイムを約39分更新し連覇を果たした。50キロ女子は宮古島市から出場した谷中千華(25)が優勝した。全体の完走者は321人で、完走率は65.24%だった。降雨や強風の悪天候の中、選手たちは思い思いのペースでゴールを目指した。
100キロの部の発着点となる下地公園ではスタート前に開会式が開かれ、前回大会総合優勝の大林が選手宣誓をした。スタート地点に集まった全員で「ワイドー」の掛け声を上げ、健闘を誓い合った。
優勝した大林は、伊良部大橋折り返しの17キロ過ぎから独走態勢。最後までトップを譲ることなくそのままゴールした。女子優勝の高井は65キロ付近で前を行く選手を抜きトップに躍り出ると、その後は安定した走りで2位に4分差を付けてゴールインした。
50キロの部は、午前11時に宮古特別支援学校をスタートし、ゴール地点の下地公園を目指した。優勝は山谷良登(53)=東京都=でタイムは3時間27分57秒。女子は谷中千華(25)=宮古島市=が4時間18分24秒で制した。
平均気温は18.9度と走りやすいコンディションではあったものの時折り強い雨や風が吹く厳しいレースとなった。
100キロの部は359人が出場し、201人が完走(完走率60.00%)、50キロの部には153人が参加し120人が完走(同76.43%)だった。