伊良部高校跡地を落札/中央国際学園(千葉県)
価格は4億9000万円/県「地元貢献の活用を」
【那覇支社】県教育庁施設課が売却を進めてきた県立伊良部高校跡地を巡って23日、県庁内の同庁施設課入札室で入札、開札を行った。落札したのは、千葉県の通信制高校「中央国際学園」。
同学園の入札価格は、税込みで4億9050万円(土地3億2440万円、建物1億6280万円、立竹木330万円)だった。県立高校の跡地が施設も含めて一般競争入札されたのは、今回が初めて。
県立伊良部高校は2021年3月で閉校となっている。県は22年度より、同校跡地の一般競争入札を行っていたが、周知不足などにより応募が無く、不調に終わっていた。
今回は、昨年11月に施設の現状などを確認する現地見学会を実施し、県内外の2社が訪れるなど、精力的に周知を行っていた。
対象物件である同校跡地は、土地(伊良部字前里添1079-1)が4万4783平方㍍で、施設は▽普通教室管理棟▽体育館・武道場▽プール▽セミナーハウスーなどが備わっている。また立竹木として、ガジュマルやホルトノキ、琉球松など計100本が生えている。
県の担当者は「無事落札されて、安心している。使用用途はまだ分からないが、地元に貢献できるような使い方をしてくれたらうれしい」と述べた。
入札結果については、県のホームページを通じて後日公表される予定で、現在発表に向けて手続きを進めているという。