学校給食を地元産づくし/栄養士が生産現場見学
16日に「みやーく食材の日」
学校給食の献立を地元産食材で賄う「みゃーく食材の日」(2月第3金曜日)を前に6日、日頃の献立を考える栄養士が地元の野菜生産農家を見学した。今月16日が「みゃーく食材の日」で地元産の野菜、肉、魚などを使ったカレー、フライ、サラダ、ゼリーが市内全校の給食で提供される。
栄養士の見学会は、市内で生産される農産物について理解を深め、給食メニューへの利用促進につなげようと行われた。ジャガイモ、ニンジン、ダイコン、メロン、イチゴ栽培農家4軒を訪ねた。
城辺新城のジャガイモ畑では栽培する田村快さんが植え付けや収穫、品種、品質などについて説明、栄養士らは熱心に耳を傾けた。宜保律子さんは「生産者がどういう思いで作っているのかを聞けた。子供たちに伝えることによって、食材に対する興味関心が高まると思う」話した。
市では地元産の農林水産物の生産振興と消費拡大を促進しようと、地産地消を推進している。2021年からは学校給食に特化したプロジェクトチームを編成して取り組み、地元産食材の利用率が向上している。
「みゃーく食材の日」は地元産のトウガン、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、ゴーヤー、豚肉、マグロ、パパイア、枝豆、キュウリ、アロエベラを使う。野菜は農家からJAあたらす市場を経由、パパイアは皆愛野菜工房、豚肉は宮古食肉センター、マグロのメンチカツは伊良部漁協、枝豆はファインヴェジタ、アロエゼリーはしろう農園とすべて地元から調達する。