トライ けさ号砲
1482人限界に挑戦
第27回全日本トライアスロン宮古島大会がきょう24日、来間島を含む宮古本島一円で開催される。大会には1482人が出場、スイム、バイク、ランの計200・195㌔の限界に挑む。今回の大会は東日本大震災の被災地支援を全面に打ち出しており、全出場選手が被災地の早期復興を合言葉に力走する。
「海・風・太陽 熱き想い 君を待つ」の大会テーマに加え、今年は「国民は一つ 痛みもいっしょ 復興に向けて 被災地へ 愛の手を」という合言葉を添えた。被災地の復興支援に向けて、関係者が一丸となる。
大会には16カ国・地域75人の海外勢と全国47都道府県からエントリーがあった。震災で甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島各県からの出場者もいる。県外出場者の合計は1186人、県内からは132人、宮古島市からは89人が出場する。
午前7時のスイムで競技開始。下地の前浜ビーチをスタートして3㌔泳いだ後、バイク155㌔の長丁場に繰り出す。ランはフルマラソンと同じ42・195㌔。計200・195㌔で全出場選手が自己の限界に挑む。ゴール会場は宮古島市陸上競技場で、制限時間は午後8時30分。
レースでは前回優勝したカナダのウルフガング・グエンベルの走りが注目される。連覇に向けてスイムとバイクの出来がカギになりそうだ。その他の招待選手も虎視眈々と上位をうかがう。国内勢は前回2位の飯干守道と同3位の益田大貴、同4位の桑原寛次が3年ぶりとなる日本人優勝を目指す。22、23回大会を連覇した韓国のパク・ビョンフンの存在感も大きい。
女子は前回2位の塩野絵美を中心とするレースが繰り広げられそうだ。22回大会以来5年ぶりの優勝を狙う。