笑顔で学びや巣立つ
「充実の3年間」/4中学校で卒業式
宮古島市の3中学校と多良間中学校の卒業式が9日、各校で行われた。新型コロナウイルス感染症の影響で制約の日々で始まった中学生活だったが、卒業生たちは「充実した3年間だった」と振り返った。在校生や保護者らが作る花道を歩み、思い出を胸に笑顔で学びやを後にした。10日は8中学校で行われる。
平良中
平良中学校(宮國幸夫校長)では、第72回卒業式が体育館で行われ、196人の卒業生に宮國校長から卒業証書が手渡された。
卒業生代表の新城萌依さんは、佐和田美咲さんのピアノ演奏の中、「私たちは今とは違った環境でそれぞれの夢に向かい、歩んでいく。行く手を阻むような困難が立ちはだかることもあるが、平良中で過ごした3年間を思い出せば、乗り越えられると信じている。ともにそれぞれの輝く未来を切り開いていこう」と決意を語った。
宮國校長は「この3年間で皆さんは青春の輝く時期を経験し、友情を深め、多くの挑戦に立ち向かい、大きく成長した。培ってきた力を土台にさらなる成長を期待する。自分自身の可能性を最大限に引き出し、笑顔と挑戦を忘れずに励んでほしい」と式辞を述べた。
送辞では在校生を代表して阪口紘之介さんが「先輩方から受け取った平良中のバトンをしっかりと握りしめ、より活発な学校を目指していく」と話した。
3年間の成績優秀者に贈られる「しののめ賞」には、久高可鈴さん、新城萌依さん、上地かのはさん、浅野花衣さんが選ばれた。
3カ年皆出席賞は次の皆さん。(敬称略)
友利涼、山城菜々美、友利曖稀、伊計璃人、平良絢佳、砂辺かな子、上原功希、新城裕樹、新城萌依、伊礼心詩、冝保伊香、砂川陽菜、砂川凛音、比嘉恵音、真喜屋快、平良瑠華、上原琉暉、徳嶺りこ