ソウル(仁川)─下地島線就航へ/ジンエアー
初めての韓国定期便/5月29日から週5日運航
4年ぶり国際線再開
下地島エアポートマネジメントは12日、韓国航空会社ジンエアーのソウル(仁川)─宮古(下地島)線を5月29日から10月26日までの5カ月間、毎週5往復運航させると発表した。宮古島圏域と韓国が定期便で結ばれるのは初めて。香港線が新型コロナウイルス感染症の影響で2020年2月に運休して以来、約4年3カ月ぶりに国際線が再開される。
仁川―下地島線は毎週、日、月、水、金、土曜日に運航。運航時間は仁川発午後0時40分、下地島着同3時10分、下地島発午後4時20分、仁川着同6時50分となる。運航機材はボーイング737─800型機(189席)。今まで乗り継ぎが必要だった韓国へ2時間半で直行アクセス可能となる。
ジンエアーは大韓航空のグループ会社。韓国国内線や東アジア・東南アジアを中心とした国際線を多く運航している。日本では東京(成田)、大阪(関西)、名古屋(中部)、札幌(新千歳)、福岡、沖縄(那覇)、北九州に就航しており、宮古島は8カ所目となる。
下地島エアポートマネジメントの鶴見弘一社長は「県、市をはじめ、関係各所と連携し営業活動を続けた結果、就航に至った。韓国との新たな交流が生まれることで、地域活性化に貢献できたらうれしい。路線を継続させるためにも、多くの市民の皆さんに利用してほしい」と呼び掛けた。 韓国便就航を知った30代女性は「コロナが落ち着き海外旅行に行きたいと思っていたのでうれしいニュース。那覇経由ではなく直行便は便利なので韓国に続いてほかの国も就航してほしい」と話した。