「乾杯」で再会を約束/トライふれあいパーティー
戦い終え選手交流
「乾杯」「がんばろう東北」-。第27回全日本トライアスロン宮古島大会を締めくくるふれあいパーティーが25日、宮古島市総合体育館で行われた。前日のレースを戦い終えた選手たちは大会スタッフやボランティアと交流。宮古の伝統芸能クイチャーを踊りながら再会を約束した。参加者は口々に「大会を開催して良かった。東日本に元気を送り続けたい」と話した。
パーティーは表彰式後に行われ、会場には郷土料理がずらりと並んだ。選手たちはオリオンビールを片手に料理を味わい、レースの疲れを癒やした。
歌手の星野京子さんや、アイランダーアーティストの下地暁さんは歌で会場の雰囲気を盛り上げた。下地さんがクイチャーを演奏すると、総合優勝の河原勇人ら多くの選手や大会関係者が舞台に上がり、見よう見まねでクイチャーを乱舞。それぞれ第27回大会の思い出を胸に刻んだ。
新潟県新潟市の忠竜夫さん(43)は「城辺中学校との交流会やレース当日、そしてふれあいパーティーと宮古島大会を満喫することができた。6年連続の出場ですが、これからも続けたい」と満足した様子。東日本大震災支援については「大会を開催して良かったと思う。これからも何らかの形で支援を続けていきたい」と話した。
宮古島市の井尻恵美子さん(44)は「風邪をこじらせてきつい大会だった。何度もリタイヤを考えたけど何とか完走できた」と話して2度目の完走に笑顔を見せた。震災に関しては、「こうやって盛り上げることも大切なことだと思う。みんなが頑張っている姿は力の源になる」と話すとともに、被災地の早期復興を願った。
ボランティアとして大会を支え続けた丘村喜美子さんは「食糧部でしたが、トラブルもなくスムーズに仕事をこなせた。途中で選手を応援することもできたので良かった。被災地支援の大会になったと思うので開催できて良かった」と話した。