11/24
2024
Sun
旧暦:10月24日 先負 壬 
産業・経済
2011年5月24日(火)9:00

総事業費14%減の76億円/宮古土木事務所11年度

「大橋」の落ち込み要因


平良所長(中央)らが11年度の事業概要を明らかにした説明会=23日、県宮古合同庁舎

平良所長(中央)らが11年度の事業概要を明らかにした説明会=23日、県宮古合同庁舎

 県宮古土木事務所(平良和雄所長)は23日、2011年度の事業概要を発表した。総事業費は76億3800万円で、前年度当初と比べ12億7350万円(14%)減少した。伊良部大橋の建設工事がピークを過ぎて前年度の74億円から今年度は50億円と、20億円落ち込んだのが要因。大橋の総事業費は、320億円から365億円に見直しされ、同事業費ベースの11年度末進ちょく率は83・6%に達する見通し。マクラム通りの着工は、用地補償が順調に行けば13年になるという。


 伊良部大橋総事業費の見直しは、鋼材高騰や設計、環境影響調査の追加などによる。

 事業種別の事業費内訳は道路が67億4600万円、街路6億5000万円、港湾2億1700万円、空港が2500万円。道路では伊良部大橋が8割を占めた。

 今年度では橋脚18基、車道部になる箱桁575㍍などを整備する。主航路部の鋼製箱桁は現在、本土の工場で製作中で、1個の重さは1400㌧。来年の4~5月ごろ巨大クレーン船でつり上げて設置するという。同工事が、1年遅れとなる。

 電線共同溝事業は平良城辺線、マクラム通り、下里東線で完了。今年度は平良港入り口を起点に、久松中北側交差点までの2・8㌔(片側1・4㌔)に着手する。11年度の事業費は1億5500万円。初年度は、0・5㌔(片側0・25㌔)の区間を整備する。

 マクラム通り拡幅事業は昨年度で、用地補償面積を確定する分筆測量を実施した。今年度の事業費は、6億2800万円。物件調査と用地物件補償に入る。

 橋りょう補修工事は、池間大橋と、世渡橋について行う。事業費は2億800万円。大橋には、劣化や亀裂が見られるという。

 多良間村の前泊港は、フェリーが利用できるように改修工事を引き続き行う。事業費は2億1700万円を組んだ。

 その他主な事業の10年度末までの事業費ベース進ちょく率と11年度事業費、事業内容は次の通り。

 高野西里線=95・0%、1億1000万円(道路改築工事、用地補償)▽城辺下地線=90・5%、4000万円(同)▽国道390号保良工区=70・2%、1億1000万円(同)▽市場通り線=85・5%、2200万円(同)


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!