教育・文化 社会・全般
2011年5月25日(水)9:00
山中さんが文学書寄贈/来間小中
児童生徒、読破に意欲
神奈川県藤沢市に住む児童文学作家、山中恒さん(79)がこのほど、友人を通して来間小中学校(国仲富美男校長)に「山中恒よみもの文庫」全20巻を寄贈した。児童・生徒10人は、贈られた児童文学書を喜び、これからの読破に目を輝かせていた。
友人は、北海道に住む近畿大学などの非常勤講師を務める豊田泰弘さんと妻の敦子さん。夫妻は以前から同校との交流があり、それが縁で同校へ贈られた。
児童文学書は「おへそに太陽を」「六年四組ズッコケ一家」「おれがあいつであいつがおれで」「こんばんは たたりさま」などの作品。
国仲校長は「本校では、長編の児童文学作品を、児童・生徒たちに読ませようと計画していた。良いタイミングの寄贈に感謝している」と喜んた。
生徒会長の洲鎌佐優梨さん(3年)は「山中先生に感謝している。みんなで全巻をしっかり読みたい」と読書に意欲を示した。
山中さんは北海道小樽出身。1974年に「三人泣きばやし」で産経児童出版文化賞、93年に「とんでろじいちゃん」で野間児童文芸賞」など受賞。著書多数。