保良にリゾートホテル/大阪の企業
9.4㌶ コテージ40棟計画
エイチピーディコーポレーション(本社・大阪市、塩田貴能社長)が、城辺保良の東平安名崎の近くでリゾートホテル建設を計画していることが26日、分かった。コテージタイプの40棟。開発面積は9・4㌶。実現すれば、城辺では初めてのリゾートホテルとなる。
保良部落会(平良恵雄会長)はすでに、開発に合意し会社と協定を締結。3月には、県が開発行為を許可しているという。
同社は着工時期について「当初は、5月ごろを予定していた。しかし東日本大震災の影響で、建設資材が不足している。資材確保にめどが付き次第、早めに着工したい」と話している。
建設予定地は、東平安名崎の付け根にあるマイバービーチ南側の高台一帯。付帯施設はレストランやショップ、屋外プール、多目的広場、テニスコートなどを計画している。
協定書には▽保良地域の活性化と雇用の促進▽マイバービーチにおけるウミガメの産卵に影響を及ぼさない▽東平安名崎の景観との調和に配慮▽雇用や食材は地元産を積極的に採用する-などを明記している。
平良会長は「保良をはじめ城辺地域の経済活性化につながると思う。城辺にはこれまで、ホテルがなく、観光客は通り過ぎるだけだった。できるだけ早く着工してほしい」と話した。
エイチピーディコーポレーションは、県内では恩納村のルネッサンスリゾートオキナワや、うるま市のココガーデンリゾートオキナワなどを運営している。