採掘方法など検討へ/天然ガス資源開発
調査委初会合 オブザーバーに下地市長
【那覇支社】宮古島と沖縄本島中南部で今年度に実施する天然ガス資源調査の検討委員会(委員長・千住智信琉球大工学部教授)の第1回会議が24日、那覇市内のホテルで開かれ、行政関連のオブザーバー委員として下地敏彦宮古島市長が選任された。
同調査は県内の地下資源天然ガス埋蔵量を把握し、最新技術を用いて調査し地下資源を有効活用するために行う。宮古島市では4月末から水溶性天然ガスの地下埋蔵量調査が行われており、6月中旬に調査を終え、11月に調査報告書が出される予定。
同検討委員会では調査結果を踏まえて、その有効利用や環境負荷低減化のための採掘方法などを検討する。同日の初会合では、事業を主管する県産業政策課から調査事業内容とスケジュールが報告され、委員会が行う作業などを確認した。
天然ガス有効活用検討委員は次の通り。(敬称略)
委員長・千住智信(琉球大工学部教授)▽副委員長・芦田譲(NPO法人環境・エネルギー農林業ネットワーク理事長)▽委員・金子信行(産業技術総合研究所主任研究員)仲里武思(沖縄電力企画部長)金城克也(りゅうせき社長)玉城勉(沖縄ガス新エネルギー開発部長付)富松寛(伊勢化学工業製造本部長)樋口朋之(関東天然瓦斯開発茂原鉱業所技術部長)宮里好一(タピック沖縄社長)大見謝恒慈路(南城ユインチ鉱山所長)村井正(南西楽園リゾート宮古島事業部支配人)▽オブザーバー・下地敏彦(宮古島市長)野原貞夫(沖縄総合事務局経産部石油エネルギー対策統括監)平良敏昭(県商工労働部長)