先島圏域で25項目要望確認
美ぎ島美しゃ市町村会
先島圏域の市町村でつくる美ぎ島美しゃ市町村会の定期会議が26日、竹富島まちなみ館で開かれ、今年度の行政連絡会議に要望した航空運賃の低減など13項目を含めた25項目の要望事項を確認した。
主な要望事項は沖縄離島振興交付金(仮称)の創設(宮古島市)▽先島旅客航路の再開(同)▽外来種の有害鳥獣対策(石垣市)▽観光に特化したスポーツイベントの助成制度創設(同)▽児童生徒の学校給食費の無料化(同)▽県内燃料費の統一価格設定(竹富町)▽離島における県営住宅の建設(同)─など項目。
このうち八重山圏域が2010年に要望した先島航路の再開については、身体的な理由で飛行機に搭乗できない住民については11年1月10日から琉球海運の貨物船内船室の一部を活用し、輸送できるようになった。
同会の会長を務める下地敏彦市長は「宮古と八重山圏域は一つという意識は強くなってきているので、県の新しい振興計画の中で、圏域は一つなので、両圏域の大きな、重要な課題をしっかり話し合っていくことを確認した」と話し、同会議で確認した事項を30日に県に要請することを明らかにした。