宮古路線9月就航を延期/スカイマーク
那覇空港ビルと折り合わず
【那覇支社】9月から宮古-那覇路線の開設を予定していたスカイマーク社(本社・東京、西久保愼一社長)は31日、同路線の開設が当初予定より遅れると発表した。遅延期間などは明らかになっていない。同社によると、那覇空港ビルディング社(嘉数昇明社長)との間で、搭乗手続きカウンター拡充工事をめぐる契約などで折り合いがつかず、新設路線受け入れ態勢が整えられないことなどが主な要因。
スカイ社によると、同ビルディング内での同社のカウンター拡充工事を6月1日から予定していたが、先月中旬、空港ビルディング社から、賃貸借契約の内容に変更があると告げられ、計画変更を余儀なくされたという。
一方、宮古空港では同社の新路線開設に対し積極的で、空港内の同社搭乗手続きカウンター拡充工事などを既に開始している。
中国出張中の下地敏彦市長に代わりコメントした長濱政治副市長は、「詳しい事情はよく分からないが、市としては受け入れ態勢を整え、9月からの同社の路線開設を待ち望んでいただけに残念だ」と述べた。
同社は来週中にも会見し、那覇-宮古路線開設延期の詳細な内容説明と、開設めどなどについて説明したいとしている。