上地さん(宮古地区女性部長)が最優秀賞/JA女性部組織活動発表
九州大会出場へ/普段の活動つづり発表
JA女性部組織活動体験発表(5月27日、宜野湾市)で、JAおきなわ宮古地区女性部の上地洋美部長が最優秀賞を受賞し、九州大会への出場権を獲得した。「普段の活動をありのままにつづった。まさか受賞できるとは」と31日、喜びを報告。九州に向けては「私たちの活動を知ってもらうために堂々と発表したい」と抱負を語った。
受賞報告を受けた岡村幸男JAおきなわ宮古地区本部長は「これまでの活動内容と、発表力が評価されたと思う。これからも、リーダーシップを発揮し、組織を盛り上げていただきたい」と祝福した。
同発表(JAおきなわ女性部主催)は、JA女性部の活動事例を広く知らせることや、体験交流の機会にすることなどが狙い。発表には、県内各地区の代表4人が登壇した。
上地さんのテーマは「組織を通して伝える喜び」。活動内容の発表は宮古みそを年間に17・5㌧も製造している普段の活動から、社会貢献まで多岐に及んだ。
貢献活動は、独居老人宅の訪問や若い女性を対象にした宮古みそ作り講習会、食農教育などを実践。
食農教育では、親子ジャガイモ作りや親子みそ作りに参加した人々の喜びの様子などを紹介した。
農(作物生産)と食(料理)は「命を作り命を育む」命の連鎖関係にあると持論を展開。伝統食文化である宮古みそについては「先人から受け継いだ技を、後世に伝えることは、私たちの責務」と強調した。