リュウノヒゲなど6500株植栽
「土壌保全の日」をアピール
県宮古農林水産振興センターと宮古島市は1日、城辺東福地地区で「土壌保全の日」活動を実施した。
両機関の職員ほか一般農家ら約130人が参加し、リュウノヒゲ6000株とアキノワスレグサ500株を土壌の流出防止のために同地区の畑の端に植栽し、土壌保全の重要性をアピールした。
土壌保全に関するイベントは、毎年6月の第1水曜日に実施している。関係機関や農家の意識高揚が狙い。
植栽作業には行政機関のほかJA、製糖工場、森林組合、土地改良区など関係する団体と農家が参加した。
開始セレモニーで農林水産振興センターの仲宗根盛和所長は「きょうの植栽で土壌の流出を防ぐとともに地域全体に土壌保全の意識の高揚が図られることを期待している」とあいさつした。
また、宮古島市の長濱政治副市長も「台風2号で農家は大きな被害を受けた。土壌保全は宮古の農業にとって重要。きょうはしっかりと植栽し土壌保全の大切さをPRしていこう」と述べた。
そのほか、県営畑地帯総合整備事業東福地地区推進協議会の下地謙二会長がスローガンを読み上げ①グリーンベルトで土壌流出防止を図ろう②緑肥栽培と有機物の投入により地力増進を図ろう-と宣言した。
この後、参加者全員で植栽作業を開始。土壌流出防止のために畑の端にリュウノヒゲとアキノワスレグサを植え付け、土壌保全および景観美化の活動に汗を流した。