教育・文化 社会・全般
2011年6月11日(土)9:00
教育環境に絞り論議を/市長が「統廃合」で校長らに講話
第3回小・中学校校長研修会(主催・市教育委員会)が10日、市中央公民館で行われ、下地敏彦市長の講話のほか、防災計画などについて研さんを積んだ。
下地市長は「学校の統廃合は複式学級を解決し、良い教育環境を整えるためにはどうすべきかであって、その話が学校の統廃合に飛んでいる」と話した。
さらに「学校がなくなると地域文化の伝承が難しくなるというなどの意見があるようだが、学校はそのような場所なのか。地域文化の継承は地域が行うもの。地域文化の継承問題ついて教育委員会はその論議をする場ではない。子どもたちの教育環境をどのようにするかの一点に絞って論議してほしい」と述べた。
講話後の質疑でフロアからは「複式学級だから統廃合するというのは反対」「規模適正化では教育環境は良くならない」などの意見が出た。
東日本大震災を受け、防災対策の見直しを行っている市防災係の川満秀海主幹が「石垣東方沖地震による津波で宮古諸島は最も大きな浸水被害が想定される」と述べ、すでに市民に配布されている防災マップの活用を呼び掛けた。