社会・全般
2011年6月15日(水)9:00
台北駐日経済文化代表處/那覇分處の粘處長が市長表敬
台北駐日経済文化代表處那覇分處の粘信士處長が14日、就任あいさつのため来島し、市平良庁舎に下地敏彦市長を表敬訪問した。宮古には台湾の基隆市と姉妹提携している市をはじめ、学校や青年会議所、宮古土地改良区など姉妹交流している団体は多い。粘處長は、きょう15日まで2日間の日程で、関係10団体を訪問する。
市長室を訪れた粘處長は、従来同様の交流の継続を要望した。粘處長は、日台は良好な関係にあるものの、マグロ漁業問題があり、これが今後の関係に影響を及ぼす恐れを懸念した。これに対し下地市長は、県漁連会長の時に、県漁連と台湾の漁連の間で民間協定を結ぶ動きがあった経緯を紹介し、「もう1回やれば、別の立場からサゼスチョン(提案)できると思う」と、架け橋役に意欲を示した。
粘處長は「力添えをよろしくお願いする。この問題の前進は、他の交流にもプラスになる」と述べた。
粘處長は今年1月に就任し、就任以降初めて宮古を訪問した。