6億8000万円を売り上げ/空港ターミナル社
1230万円の黒字計上
宮古空港ターミナル社(神里恵亮社長)の第34期定時株主総会が14日、市内のホテルで開かれ、2010年度の決算などを承認した。売り上げは6億8245万円と前期比0・2%増えたものの、経常利益は同比37・3%減の2295万円と増収減益の決算となった。単年度黒字は、1230万円を計上した。
同社の収入は、テナントの家賃や、広告媒体料、直売店の売り上げなどで構成している。10年度の家賃は前期並、広告媒体料は落ち込んだが、直売店の売り上げが好調で、総売り上げは前期比705万円増えた。
一方、経常利益は修繕費などが増加し、同比大幅減となった。
今年度はスカイマークの那覇-宮古間の就航が予定され、トリプルトラッキング(3社乗り入れ体制)が実現する見込みとなった。同社は「航空会社、地元住民に使い勝手の良い空港にしたい」としている。
今後の課題には①南国的な花と緑にあふれた空間づくり②国際、国内の治安情勢に対応した保安警備業務の徹底-などを挙げている。
現役員の退任に伴い濱田秀樹氏を新取締役に、渡久地政武氏を新監査役にそれぞれ選任した。