ツールド・宮古が開幕
初日、サイクリング満喫/島内外から241人参加
第4回ツール・ド・宮古島2011(主催・宮古島市ほか)が18日、2日間の日程で開幕。初日はサイクリング60㌔の部と100㌔の部が行われた。島内外から60㌔の部には44人、100㌔の部には197人がエントリー。夏の日差しが照りつける中、参加者たちは風を切る爽快感や島の美しい風景など、思い思いに楽しみながらゴールを目指した。
60㌔と100㌔の部に26都道府県から合計241人がエントリーした今回のサイクリング。スタートする正午には気温31・4度を記録する厳しい暑さの中での開催となった。スタートを前に、大会長を務める下地敏彦市長は「並大抵の暑さではないので、体調には十分気をつけて、豊かな自然を体感しながら、宮古島を満喫して下さい」と呼び掛けた。
スタートの合図で参加者たちは下地公園前を一斉に出発。100㌔の部の参加者たちは来間島と池間島にも渡り宮古島を1周。60㌔の部は島の南側を半周するコースを回った。来間大橋や池間大橋、東平安名崎など島の景勝地では風景をカメラに収めたり、バイクから降り記念撮影をする参加者の姿も多く見られた。
60㌔の部4時間、100㌔の部6時間の制限時間内にゴールの下地公園前に帰ってきた参加者たちは、ガッツポーズを見せたり、仲間同士で互いをたたえ合ったり、カップルで手をつないでフィニッシュゲートをくぐるなど、それぞれに完走の喜びを表現していた。
60㌔の部に参加した岩田直子さん(61)=山口=は「宮古島には初めて来た。海がとてもきれいなので、途中で写真を撮ったりしていた。すごく良いところ。ぜひまた来てみたい」。100㌔の部に参加した五十嵐博之さん(33)=千葉=は「100㌔完走という達成感は、これまで味わったことのないもの。暑かったが、給水所をたくさん用意いてもらえていたので助かった」と、それぞれ感想を語った。
きょう19日はロードレース100マイル(160㌔)と100㌔の部を開催。スタートは100マイルが午前7時、100㌔は同7時10分。レース終了後、午後3時からは下地農村環境改善センターで「完走&表彰パーティー」が行われる。