子牛1頭36万7000円/6月期肉用牛せり
ユッケ食中毒影響し小幅下げ
JAおきなわ宮古家畜市場の6月期肉用牛競りが、19日開かれた。子牛1頭平均価格は36万6912円と前月比4215円下げたが、まずまずの価格水準を維持した。畜産関係者は値下げの要因に、ユッケ食中毒の影響による枝肉価格下落や、消費が落ち込む梅雨期の影響などを挙げている。
宮古の牛は計画交配が進み、県内では系統的に高い評価を受けている。今月の競りでも、ほかの市場が3、4万円下落する中で、宮古は下げ幅が小さかった。
JAおきなわ宮古地区畜産振興センターによると、生後12カ月以内の子牛は511頭上場され、508頭について取引成立した。
総販売額は1億8639万1800円で、総販売体重が13万3361㌔。平均キロ単価は1398円となった。
性別の1頭平均価格は去勢が40万5955円(前月比3143円安)、雌が31万4975円(同比5522円安)。1頭の最高価格は55万2300円だった。
去勢の体重区分別価格は「350~399㌔」が最も高く48万3000円。「300~349㌔」の44万8770円、「250~299㌔」の41万3001円と続いた。
成牛を含めた総販売額は、1億1772万7050円だった。