手作りキャンドル寄贈/来間、宮原、佐良浜、平一小児童
慰霊の日ライトダウンで使用へ
放課後子ども教室でキャンドル作りに取り組んだ来間、宮原、佐良浜、平良第一の4小学校の児童たちが20日、下地敏彦市長に手作りキャンドル200個と平和へのメッセージを書いたカードを寄贈した。キャンドルは「慰霊の日・ライトダウン」の取り組みで使用される。
今年で3回目を迎える市主催の「慰霊の日・ライトダウン」は、23日午後8時から電気の照明を消し、ろうそくの明かりで過ごそうという取り組み。戦没者への追悼と平和を希求する心を次世代へつなぐとともに、自然環境や島内エネルギーについて考えるきっかけづくりとすることが目的で、市内の通り会や各家庭に参加協力を呼び掛けている。
キャンドル作りは、市から協力要請を受けた4小学校の放課後子ども教室で行われた。市長室を訪れた児童を代表して、宮原小学校の豊見山渚さん(6年)が「このキャンドルは全校児童で、火がきれいにともってほしいと思いながら心を込めて作りました」と説明し、「どの国も戦争のない平和な世界になってほしい」との思いを語って、下地市長に作ったキャンドルを手渡した。
下地市長はキャンドル寄贈に感謝の言葉を述べた上で「みんなと仲良くすることが平和への第一歩。みんなと仲良くしていけば世界は平和になると思う」と語った。
寄贈されたキャンドルは、「慰霊の日・ライトダウン」協力店舗に配布される。現在は22店舗が実施を決定。市では引き続き協力店舗を募集している。問い合わせは市生活福祉課またはエコアイランド推進課(代表電話72・3751)まで。