「戦争は二度と起こさせない」
平和の尊さ訴える/児童生徒ら
きょう23日の「慰霊の日」を前に22日、宮古では小学校2、中学校1、高校1の計4校で平和集会や講演会が開かれた。集会では先輩による戦争体験談や詩の朗読などを通して平和の尊さを訴え。児童生徒たちは「戦争は二度と起こさせない」と誓った。
南小学校(上田正弘校長)では6年生と、同校で本を読み聞かせている「永話の会ピーターパン」が戦争と平和について発表。児童全員で「戦争のない平和な世界をつくっていく」と誓った。ハワイのマウイ島から来ているベティー・山城さんらが、フラダンスを披露した。
6年生の発表のテーマは「変えていく」。「変えていくのは難しい。しかし一人一人が心から負である戦争を忌み嫌い、正である平和を愛するそんな世界になれば、きっと正の連鎖がはじまるはずだ」と訴えた。
今年3月に高校生とハワイへ「交流の旅」に行った永話の会の与那覇政江さんは、現地の人から聞いた「パールハーバー(真珠湾)攻撃」に関する話を紹介した。
与那覇さんは、パールハーバーを訪ねて知った歴史から、日本も加害者だったと実感。「世界中のどこにいても、一人一人が笑顔で幸せに暮らせることが大切だと、痛みをもって知ることができた」と語った。