11/24
2024
Sun
旧暦:10月23日 友引 辛 
産業・経済 社会・全般
2011年6月24日(金)9:00

落果懸念し防風対策/マンゴー生産農家

台風5号接近に強い危機感


台風接近に備え防風対策をする生産農家=23日、上野宮国

台風接近に備え防風対策をする生産農家=23日、上野宮国

 強い台風5号が25日にも宮古島地方に最接近する見込みだ。マンゴーの生産農家は強風による落果を懸念し、23日からハウスの防風対策を講じている。先月末の台風2号で被害を受けているだけに生産農家の危機感は強い。それぞれ「落果も怖いが、風で揺れて果実が傷付くことも心配だ」などと話している。


 マンゴーは一部の農園で出荷が始まっており、これから来月にかけて収穫、出荷の最盛期を迎える。出荷時期は例年より遅れているものの、果実は十分に肥大しており、強風の影響で落果する可能性がある。

 上野地区でマンゴーを栽培する上地登さんは「5月の台風の時は、果実が小さかったが今はまるで状況が違う。実が大きいので落ちてしまうことが心配だ」と危機感を強めている。

 上野地区の別の生産農家も落果を懸念。「今回の台風は範囲が大きい。風の強さによっては、あと1週間で熟する実の多くが落ちてしまうのではないか。風で実と袋がこすれてしまうことも心配だ」と話し、栽培ハウスにネットを取り付ける作業を急いだ。

 先島諸島に向けて北上を続けている台風5号は、5月末に接近した台風2号より勢力は弱い。ただ、マンゴーの場合、果実が肥大化しているだけに落果の懸念は拭えない。

 2011年産マンゴーの宮古地区全体生産量は500㌧が予想されている。ただ、宮古農林水産振興センターでは台風2号の強風で傷付いた果実が全体の3割程度あるとしており、商品価値の低下に伴って出荷量が変動する可能性もある。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!