感染症対策活動を報告/宮国さん
JICA青年海外協力隊 バングラデシュから帰国
【東京支社】国際協力機構(JICA)青年海外協力隊などの帰国ボランティア報告会が22日、東京都内のJICA地球ひろばで行われた。21日に帰国したばかりの約180人のボランティアを代表して、宮国康弘さん(25)=平良久松=が、バングラデシュにおける2年間の感染症対策活動を報告した。山花郁夫外務大臣政務官からの感謝状授与もあった。
宮国さんが開発途上国でボランティア活動をしようと決めたのは、ラオスを訪問した20歳の時。「バングラデシュはバスも古く、人口密度も高く環境に慣れるまで大変だったが、自分を見つめ直す時間もあった」という。今後は「宮古島の発展はもちろん、語学をもっと学び世界的な視野に立った仕事をしてみたい」と抱負を語った。
宮国さんは2009年6月にバングラデシュに渡航。2年間、伝染病のフィラリア撲滅を目指し活動を続けた。
JICAボランティア事業 日本政府のODA予算で実施する事業で、開発途上国からの要請に基づき、それに見合った技術・知識・経験を持つ人を選考して派遣する。中でも青年海外協力隊は45年の長い歴史持ち、これまでに延べ3万4000人を超える人が参加している。