「県産品をよろしく」/奨励月間スタート
泡盛やモズクなど配布/街頭キャンペーン
県産品奨励月間が始まった1日、宮古地区では市内のスーパー前で街頭キャンペーンが行われた。黒島師範県宮古事務所長は、あいさつで「一人一人が県産品を買うことが、産業の創出や雇用の拡大に結びつく」と強調。関係5団体から24人が参加し、泡盛やビール、モズクなどを配布しながら「県産品をよろしく」と呼び掛けた。
今年の合い言葉は「県産品 使う『みんな』が主役です」。同月間(1日~31日)は、県や県工業連合会、県商工会議所連合会など19団体で構成する実行委員会が主導している。
黒島所長は宮古自慢の品として宮古上布や黒砂糖、泡盛、マンゴー、宮古牛など多くの商品を列挙。これを地元で消費することは金回りを良くし経済規模を拡大させると、地元産消費の意義を訴えた。消費拡大のポイントとしては「消費者のニーズに合った商品開発」の大切さを示した。
県工業連合会は、県産品の自給率が6%伸びた場合の生産誘発額は803億6956万円、雇用誘発は1万1851人に上ると試算している。
配布にはミス宮古の下里千尋さんも参加。配った品は泡盛、オリオンビール、オリオンレモンティー、黒糖、ちんすこう、モズク、宮古みそ-など多種に及んだ。
県産品奨励月間は奨励運動の盛り上げや業界の技術水準向上の促進などを狙いに実施している。
参加団体は次の通り。
県(宮古事務所、宮古農林水産振興センター)▽宮古島市▽宮古島商工会議所▽宮古島観光協会▽宮古島酒造組合