宮古神社造営奉賛会が解散総会
協力に感謝し活動に幕
宮古神社御造営奉賛会(中尾栄筰会長)の解散総会が5日、平良港ターミナルビルで開かれ、収支決算など5議案を原案通り承認した。中尾会長らは、新宮古神社の造営に協力した関係者らに感謝の意を表した。今後発刊される記念誌は、瓦奉納で善意の募金を寄せた家庭にも一冊ずつ贈られる。造営奉賛会は2007年8月に発足し、4年の活動で目的を達成し、幕を閉じた。
収支決算は、収入2億9052万円から支出2億8457万円を差し引いた595万円の剰余金を計上。波上宮から8000万円の借り入れがあり、今後返済していく。
収入内訳は、宮古出身で組織する本土・沖縄の郷友会募金が696万円、団体企業募金5290万円、個人募金4685万円、瓦奉賛金882万円(3290件、鬼瓦7件)、神社自己資金9000万円などとなっている。
支出内訳は、社殿などの造営工事関係費1億9272万円、境内整備費6640万円、調度・祭具費694万円、祭典行事費256万円、事務費643万円など。
残高595万円のうち、550万円は神社の造営備蓄資金特別会計に繰り入れ、残り45万円は宮古神社奉賛会の一般会計に繰り入れた。
造営協賛会の藤村明憲副会長、宮古神社宮司の伊野波哲夫さん、波上宮宮司の末安大孝さんがあいさつし、役員らの苦労をねぎらった。