JTAも運賃値下げ
宮古・那覇間最安3800円/スカイ社参入で同額設定
日本トランスオーシャン航空(JTA、本社・那覇市、佐藤学社長)と琉球エアーコミューター(RAC、本社・同市、比嘉広喜社長)は15日、宮古-那覇間の航空運賃を9月15日から値下げすると発表した。最も安い運賃(1区間片道税込み)で、搭乗日45日前予約の「スーパー先得」を3800円に設定。同日から新規参入するスカイマーク最安の「WEB割21」と同額料金となる。今回の値下げは宮古-那覇間のみ。
また、宮古島市在住の「離島割引」をこれまでの1万1950円から1万円に値下げ。新たに搭乗日前日予約の「特便割引1」を8000円で設定した。宮古-那覇間の航空運賃値下げは、スカイマークの参入によって、破格競争を展開。宮古島市民や在沖郷友からは、喜びの声が聞こえている。
JTA、RACの2社は9月15日~9月30日搭乗分宮古-那覇路線の各種航空運賃見直しを行い同日、国土交通省に届け出た。最安3800円のほか、搭乗日28日前予約の「夏休み先得」を4000円~5700円に設定。また、7日前予約の「特便割引7」を5800円で追加設定した。3日前予約の「特便割引3」は従来の1万2600円~1万4300円の料金を7800円に値下げする。
下地敏彦市長の話 航空運賃の低減は、宮古島市民にとって、うれしく、ありがたいこと。市は県に対して、航空運賃を安くしてほしいという要望をずっと提示していた。やっと報われたという思いだ。航空会社に対しては、経営環境が思わしくない中での値下げは厳しいものがあると思うが、これからも市民の足として、これまで以上に頑張ってもらいたい。
兼島恵孝沖縄宮古郷友連合会長の話 ようやく実現したかという思いだ。宮古島を故郷にする者は全員が喜んでいるはずだ。いつも帰省する際に思うことは、やはり現在の料金は高いと感じることだった。親兄弟、親せき、友人に気軽に会いに行けることが何よりもうれしいことだ。観光客もどんどん増えると思うので、故郷が活気づくことを喜んでいる。