講座利用者の9割女性/市中央公民館
8公民館で延べ11万5000人
宮古島市中央公民館(玉城寛武館長)のまとめによると、市教育委員会が管理する市内8カ所の公民館の2010年度の利用者数は延べ約11万5000人に上った。生涯学習の場として、子どもからお年寄りまで幅広く利用している。主催講座や自主サークルの内容は趣味や健康、料理、実用的なパソコンなど多岐に及ぶ。中央公民館の主催講座の利用者は女性が87%を占め、女性の生涯学習に対する関心の高さをうかがわせた。年齢層別には、40~60歳代が約6割を占めた。
親子陶芸教室は、夏休みに開いた。親子15組が参加。シーサーやコップなどに、上薬も塗り美しく仕上げた。出席率は100%と熱心だった。同教室は、今年も開設する。
近年は健康志向が強く、体を動かす講座が人気という。エアロビクスには、定員の20人を上回る申し込みがあった。
男性の参加を促すために考案したのが、「男の料理教室」。サブテーマは「男も厨房に入ろう」。地元産を食材に、アーサ汁やゴーヤーチャンプルーなど数多くの料理に挑戦した。参加者らは「習った料理を家族にも作って上げたい」などと話していたという。
仕事に役立つ講座は「パソコン講座」を開設している。ニーズが高く、申し込みが殺到する。昨年は、エクセルの初級とワードの中級を手ほどきした。出席率は、いずれも約9割と高かった。
舞踊や三線、大正琴、コーラスなど各公民館が過去に開いた講座の多くは、サークル活動に発展している。
各公民館の特徴的な講座と講座数は次の通り。
【城辺公民館】高齢者大学、日本語など10講座
【下地公民館】タケアラ学校、チャレンジランドなど10講座
【上野公民館】盆栽、夏休み英会話教室、いきいきシルバーなど11講座
【伊良部公民館】料理、、ヨガ、絵画、琉舞など6講座
【西原地区公民館】民具、親子料理教室、方言など9講座
【久松地区公民館】ちぎり絵、夏休み子ども英会話教室など8講座
【下崎地区公民館】琉舞や日舞、和裁など7講座