11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
イベント
2011年7月24日(日)9:00

熱闘、東西大綱引き/宮古島夏まつり最終日

東軍勝利 今年は五穀豊穣に


こん身の力で綱を引く東軍のメンバー=23日夜、下里通り

こん身の力で綱を引く東軍のメンバー=23日夜、下里通り

 宮古島夏まつり2011(主催・同実行委員会)は23日、最終日を迎えた。前日に続き、市内の西里大通り、下里通り、市場通りの3商店街が夕方から歩行者天国となり、屋台が建ち並ぶ中、パレードやアトラクションが多数、披露された。宮古角力大会や第38代ミス宮古発表会などのほか、午後7時50分からは、まつりを締めくくる東西大綱引きが下里通りで行われ、熱闘の結果、東軍が3年ぶりに勝利し今年の五穀豊穣が約束された。


 夏まつりのメーンイベントの一つである東西大綱引き。東軍のメンバーは下地青年団協議会、上野地区青年会、うるかと多良間の青年協議団が、西軍は狩俣と久松の青年会、伊良部商工会青年部を中心に構成。決戦を前に、両軍は仲間同士で大きな声を掛け合いながら闘志を高めていった。

 今年は、雄綱と雌綱の長さがこれまでの40㍍からそれぞれ10㍍伸ばされ、合わせて100㍍、重さ2㌧の大綱を使用。勝負開始の合図と同時に両軍が互いに綱をつかんだ手と踏ん張る足に力を込め、こん身の力で綱を引き合った。勝負の途中から綱引きに参戦する市民や観光客らも見られた。

 3本勝負で行われる最初では昨年、一昨年と連覇を果たしている西軍に軍配。第2戦は後のない東軍が粘りを見せ雪辱。勝敗を決する第3戦では勢いに乗った東軍が最終的に大綱を引ききり3年ぶりの勝利を決め、今年は五穀豊穣となることが約束された。

 東軍綱頭を務める下地青年団協議会の洲鎌忠幸さん(28)は「久しぶりの勝利。今年こそ勝って豊作の年にしたいとの思いがあったので勝ててうれしい。感無量です」と喜びを語った。

 熱のこもった引き合いに、観客からは大きな声援が送られたほか、勝負の後、勝者が「勝利のみこし」を歌に合わせて宙へ高々と投げ上げるたび、その迫力に歓声が沸き起こった。

 綱引き終了後には、観戦していた多くの人が、縁起物とされている小綱を切って持ち帰っていた。


>> 宮古島夏祭りの写真特集はこちら


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!