行雲流水
2011年7月25日(月)22:34
中学野球(行雲流水)
わが家の2階ベランダの壁には、周辺の子どもたちが三十数年前、(ゴムまり)野球を楽しんだときの対戦スコアの記録がうっすらと残っている。彼らはオールスター戦があろうと、日本シリーズがあろうと、テレビを観戦するより、自分たちで楽しむことのほうを好んだ
▼ある6年生の仲間たち。彼らは日曜日ごとの早朝、学校のグラウンドで、「朝遊び」と称して野球を楽しんでいた。彼らは時間を延長することも、同日再び集うこともしなかった。大好きな野球をみんながそろってできるよう、集う時間帯を早朝にしていたのだろう
▼体を動かして、仲間と遊びやスポーツを楽しむことは、子どもたちにとって、生物的・文化的な自然な欲求である。楽しさの中で、身体の健全な発達を果たすことができる。同時に、集中力や判断力、公正さや向上心、明朗さや躍動感を培うことができる。人と人を望ましいかたちで結びつける
▼第63回県中学校野球選手権大会が、本市の4球場で、7月22日から、各地区代表の32校が参加して開催され、連日熱戦が展開されてきた。宮古地区代表の久松中と下地中は1回戦で惜敗したが、北中は神森-潮平-具志川東-石垣に勝ち、今日、26日、10時から市民球場で行われる決勝戦に臨む
▼この大会で、どのチームもベストを尽くしてきびきびとプレーし、観衆にさわやかな感動を与えた
▼選手たちのこれまでの精進と、培った友情をたたえ、彼らを支え、指導してきた監督をはじめ、父母や関係者の労を多としたい。