下地君(宮高3年)英検準1級に合格
同校12年ぶりの快挙/2級にも7人「先輩目標にしたい」
宮古高校3年の下地達也君がこのほど行われた実用英語技能検定(主催・日本英語検定協会)で準1級に合格した。同校生徒で同級合格者は過去に2人しかおらず、下地君は12年ぶりの快挙。「将来は英語教師か、または商社に入って外国人と商談するのもかっこいいかな」と話した。2級に合格した7人は「(下地君を目標に)次は準1級を目指したい」と意気込みを示した。
筆記とリスニングの1次検定は6月12日、面接(受験者へのインタビュー)の2次検定は7月10日にそれぞれ同校で行われた。
下地君が合格した準1級は「社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる」
下地君は中3のころ、塾の講師に勧められ洋書を原書で読むようになった。最初は5㌻ほどの絵本だったが、今では分厚い文学書がスラスラと読めるようになった。ネットでニューヨークタイムズの記事も読むという。
高1で英検2級に合格。県英語スピーチコンテストや県ディベートコンテストに学校代表として出場するなど、同校のALT(外国語指導助手)が舌を巻くほど英会話に磨きをかけた。
準1級取得に向けては、1次検定の結果を待たずに、2次に向けてのトレーニングをALTと一緒に始めたという。
同校英語教師の大城徹さんは「自学、自習のスタイルで英語を学んでいる。自分の意見も英語を通して主張できる。今回の検定では何も心配することは無かった」と話した。
川満健校長は「快挙に心から称賛を贈りたい。今後とも英語教育の充実に努めていきたい」と語った。
2級に合格した7人(1人欠席)も同席。加島未奈子さん(2年)は「先輩(下地君)を目標に、次は準1級を目指したい」と抱負を述べた。
合格者は次の皆さん。
【準1級】下地達也(理数科3年)【2級】加島未奈子(理数科2年)▽小川萌(同)▽古謝幸宏(同)▽仲尾優希(普通科3年)▽洲鎌祐輔(理数科3年)▽佐和田真実(同)▽勝連大智(同)