産業・経済
2011年8月12日(金)9:00
キビ夏植え始まる
暑い中、収量アップ期待
2011-12年産サトウキビの夏植えが、始まった。土の状態は、台風9号がもたらした雨の湿りが残りほどよい。夏植えは、10月ごろまで行われ、農家は忙しい日々が続く。
平良久貝に住む60代の男性は11日、植え付け作業を頑張った。品種は、多収量と高い糖度が期待される「農林27号」。農薬は、土壌害虫のハリガネムシに有効とされる「プリンスベイト剤」を使った。男性は、同害虫の駆除による収量アップに期待した。
県農業研究センター宮古島支所によると、夏植えはその時期や品種によって、発芽率や生育に特性が表れる。
普及が進んでいる「宮古1号」だと、8月植えは発芽率が高く、茎も長く伸びるが、大きくなって倒れると糖度の低下を招く可能性がある。
9月植えは、発芽率が高く、分けつが多く収量が取れるという。
収穫にハーベスターを使用する場合の畝幅は、140㌢を指導している。