ジョンソン(宮総実)初の4強/全国高校総体ボクシング
鹿児島代表に判定勝ちきょう準決勝
2011年度全国高校総合体育大会のボクシング競技は13日、秋田県の秋田市立体育館で各階級の準々決勝を行い、ミドル級(69~75㌔)のジュリアン・ジョンソン(宮総実3年)が判定勝ちで、初の4強入りを果たした。ジョンソンは「調子は上がっている。準決勝ではしっかり距離を取って冷静に戦いたい」と意気込みを語った。きょう14日は決勝進出を懸けて、九州王者の中川弘太(熊本)と拳を交える。
この日対戦した瀬戸祐太郎(鹿児島)は、苦手とするサウスポー。足を使って距離を取りながら左ジャブを中心に仕掛けた。右カウンターを効果的に決めるなど、1、2回ともジョンソンペースで進んだ。3回は打ち合いとなりポイントを奪われたが、10対5で判定勝ちを収めた。
知念健次コーチは「2回までは良かったが、3回は相手に合わせてしまった。準決勝でも足を使ったボクシングをすれば、勝つチャンスは十分ある」と話した。
準決勝で対戦する中川は左のインファイターで、今年6月の九州大会決勝で敗れた相手。ジョンソンは「2日連続でサウスポーと対戦し、慣れてきた。相手に合わせず、自分のボクシングに徹して勝ちたい」と雪辱を誓った。