レンタカーの事故防止へ/警察と6事業所が情報交換
宮古島地区レンタカー事業者交通事故防止・防犯連絡協議会が15日、宮古島警察署で開かれた。市内のレンタカー業者から6社が参加し、同署から宮古島圏域の交通事故状況などについて説明を受けたほか、各事業所が事故防止へ向けた日ごろからの取り組みについて情報交換をした。
夏休みを迎え、観光客が増加すると同時に、レンタカーによる交通事故や観光客が被害者となる車上狙い事件が発生していることから、レンタカー利用者の事故防止と防犯意識の啓発を目的に開催された。
圏内の交通事故状況については交通課の呉屋厚課長が、今年は物損事故が7月末までに446件発生し、そのうちレンタカーによる事故は98件だったことを説明。「5台中1台はレンタカーが事故をしていることになる」とレンタカーによる物損事故の多さを指摘した。
防犯については、生活安全課の花城啓寿課長が、車上狙いの被害に遭わないために、車から離れるときには必ず鍵を掛けるよう、レンタカー利用者に呼び掛けるよう協力を求めた。
その後参加者らは、各事業所が利用客の事故防止のために普段から行っていることとして、「信号のない交差点は注意するよう伝える」や「飲酒運転しないよう、代行運転サービスを紹介」、「レンタカーの事故が多いことを説明する」など、それぞれの取り組みを紹介した。