電線地中化で空間広がる/下里東通り
来月電柱撤去へ
下里東通りの電線地中化工事は現在、事業所や家庭への電気線引き込みが終わり、電線が撤去された。沖縄電力は一部工事を終了後、9月末までの電柱撤去を予定している。電話線を架けていた電柱は昨年、撤去された。同事業の区間は、下里通り東の交差点から市道・大道線までの0・37㌔(両側計0・74㌔)。宮古での電柱撤去は市場通り0・305㌔(両側計0・610㌔)、マクラム通り0・6㌔(両側計1・2㌔)に次いで3カ所目となる。
電線地中化事業の共同溝設置工事は県が実施。電気や電話、テレビ放送用線の引き込みは、沖縄電力やNTT、宮古テレビが行っている。
下里東通りの共同溝は2010年3月までに設置され、電気線の引き込みが、8月上旬に終了した。
電線地中化は①台風被害の軽減・都市災害の防止②安全で快適な空間創出③都市景観の向上-などが目的。ライフラインが寸断された台風14号(03年9月)の被害を契機に、事業はスピードアップした。
サンエー前交差点からJA宮古地区本部前交差点までの平良城辺線(片側2・75㌔、両側計5・5㌔)や北市場通り(同0・3㌔、同0・6㌔)でも共同溝設置工事が完了している。
今年度は、平良港交差点からトゥリバー入り口交差点まで国道390号の工事に入る。片側1・4㌔、両側2・8㌔が整備される。総工費は約8億円。