風力、太陽光すごい/親子でエコツアー
環境に優しい島実感
宮古島市主催の「夏休みエコツアー」が18日、親子連れら16組41人が参加して行われた。参加者たちは琉球ジャスコが運営するエコストアの「イオンタウン宮古南ショッピングセンター」やバイオエタノール工場、メガソーラー実証研究施設などを巡り、環境に優しい島づくりを目指してエコに対する知識を深めた。
市役所平良庁舎で行われた出発式で、長濱政治副市長は「宮古島はエコアイランドとして環境に優しい島づくりに取り組んでいる。きょうはエコに関するいろいろなことを学んでみんなで宮古島をさらに良い島にしてほしい」とあいさつした。
同ショッピングセンターでは、マックスバリュ宮古南店の福里亮店長が環境に配慮した各種設備や取り組みなどについて紹介。
福里店長は、建物の屋根と壁に設置されている太陽光発電システムのほか、二酸化炭素を吸収する植物で壁の一部を覆った壁面緑化、駐車場にある風力・太陽光発電照明、電気自動車の充電器などについて参加者たちにわかりやすく説明した。
マックスバリュ宮古南店内のエコに関する取り組みに、真剣な表情で聞き入っていた嘉陽田華美さん(南小5年)は「エコに関するいろいろなことが学べて楽しかった。特に、電気の使用量を減らすために太陽の光を室内に取り込む工夫などとてもためになった」と感想を述べた。
そのほか、参加者たちは、各施設を巡りながらそれぞれが取り組んでいるエコ活動について学んだ。
このツアーは、宮古島各地のエコ関連施設を巡り、子どもや親たちにその取り組みを紹介し、解説することで島の将来を担う児童生徒のエコに対する知識と意識を高めることが目的。